月経前症候群（PMS）

PMSは女性の80％が経験すると言われております。しかし、日本における認知度は極めて低く、症状の自覚がありながら、この疾患のせいでこうなっていることに気付かず、悩んでいる女性も少なくありません。
周りの人もその様に苦しんでいる女性を見て、戸惑うようなこともあるかと思います。
原因ははっきりとはわかっていませんが、生理に伴うホルモンバランスの変化によるものだと考えられています。

日記をつけるなどして症状や不調の時期を記録し、理解してもらいます。 食事、運動、リラクゼーションなどにより生活習慣を改善することを実践してもらいます。
薬物療法としては主に漢方薬を処方しています。ホルモン療法として低用量ピルを用いることがあり、その場合は婦人科を紹介しています。
とくに精神状態が強い場合は、月経前不快気分障害（premenstrual dyspholic disorder : PMDD）の場合があり、「抗うつ薬」や「抗不安薬」などを使用することもあります。
患者さま一人一人の状況に合わせた治療方法をご提案いたします。