重度ストレス反応・適応障害について
ストレスの原因として、職場での人間関係や、健康問題、家庭内の問題、経済の問題など様々なものが存在し、それにより心の中で複数の衝動や欲求などが同時に存在し、争っている状態(葛藤状態)になったとします。
この葛藤状態を解消することができず、ストレスが原因となり何らかの症状が出ている状態が適応障害です。
適応障害では、ストレス状態、その原因となるストレス因が存在します。
このストレス因が始まって発症し、そのストレス因がなくなれば軽快に向かうとされています。
適応障害は、診断をする上で、似たような症状の疾患を除外した上で判断をします。
精神疾患は「外因」「内因」「心因」と分けられます。
- 外因性精神疾患(脳の病気、薬物、身体の病気が原因で、精神症状が起きたもの)
- 内因性精神疾患(統合失調症、うつ病、躁うつ病などが代表的な内因性精神疾患)
そしてこれらを判断した上で、該当しない場合
- 心因性精神疾患(精神的な原因によって精神症状や身体症状が引き起こされるもの)
ではないかと考えられます。
適応障害は、「外因」「内因」「心因」のうち、心因性精神疾患に分類されます。
しかし、うつ病に似ていても、うつ病の診断基準を満たさない場合、うつ病と診断する事はありません。
外因性精神疾患、内因性精神疾患ではないとなった場合、心因性精神疾患であると考えます。
重度ストレス反応・適応障害の大まかな分類
- 抑うつ気分を伴うもの
- 不安を伴うもの
- 不安と抑うつ気分の混合を伴うもの
- 遅刻、欠勤、不登校などの社会的ルールを破る素行の障害を伴うもの
- 情動と素行の障害の混合を伴うもの
重度ストレス反応・適応障害の治療
ストレスの原因を除去することが最良の手段ですが、実際にはそれが出来ない事がしばしばみられます。
そのため、患者さまのストレスに対する力を強化していく必要があります。
具体的には精神療法があります。
精神療法だけでは症状が改善しないと考えられる場合、補助的に薬物療法を行っていきます。
ある程度症状が改善したら、すみやかにお薬を減らしていき、使用の中止へとの流れになります。
抗不安薬、睡眠薬を用いられる場合が多いのですが、当院はこれらの薬剤の依存性を考え、最小限の使用にてご対応をいたします。
また、漢方薬も選択肢になりうるので、ご相談をしながら治療を進めていきます。
- 院長
- 周山 祐大
- 診療科目
- 心療内科、精神科
- 診療内容
- 重度ストレス反応・適応障害、うつ病・うつ状態、躁うつ病、不眠症、パニック障害、不安障害、強迫性障害、自律神経失調症、月経前症候群(PMS)、統合失調症、認知症
- その他医療対応
- 生活保護、自立支援医療
- 住所
- 東京都渋谷区渋谷3-11-7 第2ミネギシビル4F
※近隣にある下記2箇所のコインパーキングをご利用の場合、
駐車券をお持ちいただけましたら30分の無料券をお渡しいたします。
・コインパーク 渋谷3丁目
・コインパーク 渋谷3丁目第2 - TEL
- 最寄駅
- JR渋谷駅新南口より徒歩3分、東口より徒歩5分
東急田園都市線・東京メトロ渋谷駅B4番出口より徒歩5分
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