ADHD(注意欠如・多動症)について

学童期の男子によく見られ、授業中もじっと座っていることができません(多動性)。
また、忘れ物をよくする、決まりを守らない等の注意力の散漫さ。友人に暴力を振るう等、トラブルを起こしやすい等の衝動性が見られこともあります。
通常、成長に伴い、思春期の頃には多動性が落ち着くようになります。ただ、成人後も注意欠如は続くこともあります。この場合、仕事面でミスが多く見られるなど、日常生活に支障をきたすようになって気付くケースも少なくありません。
ADHDは小児期に発症するとされていますが、多くの場合は8~10歳頃までに診断がつくようになり、大半は12歳までには何らかの症状が見られるとされています。
発症の原因は特定されていません。ただ脳内の神経伝達物質であるドーパミンやノルアドレナリンの機能不全によって起きるのではないかと言われています。

治療について

学童期の場合は環境調整から始めていきます。気が散る要因になりそうなものがあれば隠すようにする。取り組む作業数を絞るなどして、集中しやすい環境を整えます。さらにソーシャルスキルトレーニングによって、対人関係における適切な行動・振る舞いに関する訓練をします。その他、保護者が子どもとの接し方を学ぶペアレントトレーニングなど、周囲の理解や協力なども必要です。

上記の治療方法だけでは改善が不十分と言う場合は、薬物療法も行います。
この場合は中枢神経を刺激するメチルフェニデート、リスデキサンフェタミンメシル酸塩が用いられます。そのほか、アトモキセチン、グアンファシン塩酸塩なども挙げられます。
当院ではメチルフェニデート、アトモキセチン、グアンファシン塩酸塩の処方をしております。

渋谷並木橋メンタルクリニック
院長
周山 祐大
診療科目
心療内科、精神科
診療内容
重度ストレス反応・適応障害、うつ病・うつ状態、躁うつ病、不眠症、パニック障害、不安障害、強迫性障害、自律神経失調症、月経前症候群(PMS)、統合失調症、認知症
その他医療対応
生活保護、自立支援医療
住所
東京都渋谷区渋谷3-11-7 第2ミネギシビル4F
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